Ica

薔薇マリ新刊感想

仕方ないな、と思った。この巻の売れ行きでトマトクンの出番がもっと増えるかどうか決まってしまうのなら仕方ない。自分一人くらい買ったって、という考えた方はいけない。いけないのだきっとそうにきまってる。そうじゃなきゃ買うのを諦めてしまいそうなので本屋に行って、そして新刊のところに他の本よりだいぶ多めに置いてあるのを見て少しふくれそうになった。たくさんあるじゃないか。十分人気なんじゃないか。いやでも、待てよ。まだ売れてないってことななのか?じゃあ尚更仕方ない。そう思って手にとって、きちんと会計をすませた。

なんてあとがきの解説ページとかにありそうな出だしで読んでみました。灰被りのるーしー。マリアがコスチュームチェンジとかまた総受けとか萌え萌とかそんなことはどうだってよくて私が関心があるのはトマトクンの出番一点のみだったりします。正直に言うと自転車で帰ってる時はちょっと興奮状態でした。トマトクンのことを考え過ぎて。

トマトクンがいないのならば!薔薇のマリアを読むことはとおっくに諦めてた!だって総受けでうざいんだもの。

というより今思い出してもちょっと興奮状態すぎて引く。あれ、何かすっごい胸中で叫んでた気がする。トマトクン大好き!トマトクン愛してる!そのトパーズの瞳も浅黒い肌もがっしりとした胸板も朴念仁なところも大好きだ。正直に言うと、好みだ!恋じゃないのかこれは!って気分にすらなってた今ではよく分かりませんが。まあとりあえずトマトクンが好きで好きで仕方ないということを考えながら帰ったわけですね。そうです私はトマトクンが好きなんです!他の方一般がマリアかわいいいいいいいいいいいいというようにトマトクンかっこよすぎる収集つかねええええええええええってなるんです!!!恋ですよ!何か悪いですか!正直に言うとトマトクンの追っかけなんだ!ああ私はトマトクンのおっかけさああああああ!トマトクンのために!仕方ないから買ってやるのさ。ええいいつかトマトクンが切られたり殴られたりつかまったり罵ったりするところを見るために。別にマリアのもえもえなんて見るためじゃない。ツンデレかあああって思ったけどこれをツンデレと定義するなら全国のツンデレに謝ります。ツンデレはしぶしぶなんだね。

とりあえずそんなところでネタバレがっちりするんで畳んでおきます。携帯の方はよろしければスクロール。

まずはじめに言うと、ルーシーが●●の子供だ、って言うのが今回の吃驚ポイントらしいので最後の一行から読みましたすみません。

そんでもってきたあああああああああああああああああ!って叫びました。え、これって誰か言っていいのかな、私この人受けも好きなんだよなそもそも人なのかよく分からないけど。

でもネタバレをもっさりすると、実は生きてた、っていうかコイツ生きてるなって思ってたのがやっと出てきた感じです。再登場は退場した時から分かってました、みんな。いつ出るんだろうって思ってました。アジアンもマリアと同じで常にだれかに追われてないと気がすまないのだろうか、っていうか。まあいいけどね。×さま、仮に×さまとしておきます。でもここまで言えば分かるような。誰でも。

そんでもって最初から読み返して、灰被りのルーシー。悪漢に触れそうなところを運よくマリアに助けられてあっさりと惚れました。言うほど悪い子じゃないですけど。まだ惚れたのに脈絡があると思う。個人的に一目ぼれってのは全然だめなんだよな。好きじゃない。荊王なんてまさにそのタイプで正直とってつけたような設定でイライラする。荊王は好きだからとってつけたようにマリアに惚れた設定になってイライラしたというのか。まあそれはいいとして。

とりあえずマリアの二の舞だと思えばはやいものです。女だと間違われつつ、ぼくキャラ、後輩キャラ?そんな感じでZOOのひとたち凄すぎぼくにはできませんみたいな感じで自己嫌悪の繰り返し。職探ししてる時なんか短編みたいなのりでしたけど。

とりあえずトマトクンはでてきて早々ルーシーに×さまの匂いを感じて少し機嫌が悪くなってた模様で萌えた。×さまのいけすかない匂いは分かるんですね…!!!!うああああトマトクン結婚してくれればいいのにいえ何でもないです

何が今回一番萌えたかというと過保護ZOOです。ルーシーが出かけるとみんな心配で一日ひとり?とりあえずついていっていたところに萌えます。総出でルーシー保護…!ZOOのあったかさに全私が泣いた。いいなあああああ…

あとマリアがトマトってよんでました。他の人たちはトマリきたこれってなるんでしょうが私は違和感ばっかでまあとりあえずマリトマですねってなりました。分かったこいつら付き合ったんだな。

「と、トマトって、よ、よんでいい?」

「む、別に好きによべばいいだろう」

「そ、そうじゃなくて、さ。なんかこう。こ、ここここここ恋人、同士なんだから、」

みたいに。

マリトマですよ。マリトマ。

純情マリトマもいいかもしれない。抱け!マリア、抱け!トマトクンを!

あ、あとマリアがトマトクンとピンプに特訓をしてもらってるところのトマトクンかっこよかった。

あてない、って言ってるのについその剣をよけちゃうマリアに「お前、よけただろう!なんでよけた!」ってかみつくあたりがたまらないそりゃトマトクンの刀はよけるだろ普通うううううううううううこえええもんんんんんん

最初から×さまの子供だと知っているのでルーシーの記憶の中の×さまに萌えた。こここここんな子煩悩なのたまんねえええええええええ。過保護パパとか受けだろ。×さま萌え。

×さまのことだから演技だったとか言われても全然ありですけどほんとにルーシーのことだけは大切に思ってたらも、萌える。歪んだ愛っぽいような気もするけど。純粋に愛してたら…はい、受けです。

×さまの子供だと知ってるとルーシーくんの狂気が血だとわかって興奮する。そっくりだよお前ら!そっくり!にたもの親子。あのラリってる感じは血なのか。

あとカタリが結構頑張ってて萌えた。やっぱ強いんだな・・・。あとルーシーが男だと分かったときにはっきりと「ぶっちゃけ好みやった…!」って言ってるところが萌えた。可愛いなあカタリ可愛い。バトルの時も今回はとても萌えどころをとりすぎです。肩をさされるとか。1萌。みきった!と敵につっこんでいく。2萌え。しかも勝っちゃう。3萌え。相変わらずミスターピンパーは解体が楽しそうでした。ピンプ受けにはたまらない舌舐めずり。トマトクンやってくれないかな。

ルーシーのいいところは唯一ユリカとサフィニアもやっぱり可愛いし綺麗だって正直に思ってるところです。ユリカ美少女でサフィニアが儚げ美人!その通りだ!だがユリカには飛燕がいるので駄目です。言われなくてもマリアに惚れてましたけどまあそれはどうでもいいです。挿絵もさあ、マリアばっかじゃなくて均等にしてくれればいいのになあ。全然いないじゃんか、トマトクン。正直に言うとトマトクン。カタリも居ないし。

因みに面白いか否かで言うとまあ序章でした。どっかだどう見ても序章で、ルーシーというやつがZOOに入る、ということを一冊長々と語っているだけのものでした。別につまらなくはないけど面白くもないです。大して。ただまあ序章なので。プロローグだと思えばいいですねこれは。5ページくらいで普通は入ってるあれです。まあそういうつもりで読むのが一番かと。とりあえずトマトクンもっと出番増やしてください。×トマとか、マリトマとか、ルシトマとかなんでもいいので頼みます。