薔薇マリ/荊ヨハ
「ここは闇市だ。ここではここの──俺のルールに従ってもらおう」
いっつも荊王のこと「けいおう」ってうってるから「けいよは」って読んでしまってたけど「じんよは」だった。意外な展開。じんよは!じんじんしちゃうヨハンみたいだねはあはあ何それエロイ…
そのじんよはは…あれだ…
・荊王が強引な変態な荊ヨハ
・荊王が弱めでヨハンがそれをひっぱりおこす感じのヨハンがかっこいい荊ヨハ
どっちもいいよねえ…って思ってたけど今日第三の可能性を考えた
・夕蝶さんのことが忘れられず、実はまだ心の奥底では愛してて、そんな荊王をガチで好きななんかヨハンが切ない荊ヨハ
「好きだ、好きなんだ、ヨハン」
「ああ、おれも──おれは、君が、好きだ……好きだよ」
だがわたしはヨハン至上主義なので荊王が吹っ切れるとこまでがちゃんと脳内に入ってますヨハンを幸せにしないなんて許さないぜ…!!!!!
「俺は……夕蝶を愛していた。一度きりの恋だった。一緒に逃げて、そのまま二人で生きていたかった。愚かで、莫迦で、どうしようもない、救いようもない──世界で二人きりの、孤独を味わいたかった」
「ああ」
「お前を重ねていた」
「そうか」
「俺は最低だ」
「そうだな」
「だけど……今更だろうか、もう手遅れだろうか。そうかもしれない。けど、ヨハン。もう一度、今度は、本当だ。信じてくれとも言わない。俺はずっとお前と自分をだましてて、それに気づいてなかった。だが、……好きだ。好きなんだ。お前は夕蝶じゃない。ヨハン・サンライズという、人間が…お前が好きなんだ」
唇を噛んでうつむいた。表情が見られないようにするのに必死だった。荊王の顔が情けない事になっている。何だ。莫迦だな。本当に。莫迦だ。
知らないと思ってたのか?
ずっと君の瞳は別なところを見ていただろう。それでも、それでもいいから好きだったなんて、君はどう思うだろう。
莫迦だな。
──泣いてしまいそうだ。
息をすった。肺にためて、はいて、ようやく声を絞り出した。
「おれも」
震えていた。ああ、くそ、取り繕えない。おれとしたことが。
「おれも、好きだよ」
君が好きだよ。
最近…自分のサイトがヨハン受けサイトにしか見えないんだけど…気のせいだよな