Ica

薔薇マリ/小話とか

そうそう、アキコが不運共有ネタ書いてくれて爆発。いやぁ、もう賛辞は散々本人にのべてますけど…何かアキコを見ると本当に、文章書きだなあと思うのです。

アキコ「ヨハンヨハン言ってる時にあれかなって思ったんだけど」

/^o^\

私はいつだってアジメロトマが好きだよ!!!!!!

ていうかトマト受けは私の永遠のジャスティスだよ…!!

でもメロトマ書いてるとアジメロになるのよ…ミステリー

い、いやツイッターとかでちゃんと言ってるんだよ、色々。

ヘンリー受け見たいとか…

ヘンリー可愛いよヘンリー…あのもうほんとすき。ロイヘンもいいし、リリアンって言えばいいのかイヌテロって言えばいいのかのやり取りも大好き。イヌテロのヘンリーが羨ましいところもすき。て言うか、イヌテロとヘンリーとアロンズが昔からの長い付き合いだってのがすき。アロンズ×ヘンリーもいい。アロンズも人間だしさ…色々思うところがあったらいいなあ…とか。ジェードリ編ほんと好きなんですよ。皆好き…5巻のチーロの「オレら、家族じゃん?」で毎回号泣するんですよね。そのあとの流れも…はあ…ほんと好きなんです…

昼飯時も好きで好きで…クラニィとリリアの夫婦が好き。あの夫婦と子供を、守っていく昼飯時が好き。守らなければいけない宝物だとおもう。10巻のさいごの雰囲気とか好き…ダリエロがいい男過ぎて好き。初期メンバーが好き。大好き。ナツコが好き。ダリエロとミシーリャが好き。ダリベティまじ大好き。クララもかわいい。

あとアドリアン×モリーは流行るべきだと…まあ捏造すいませんというやつか…モリーを後ろから抱きしめるアドリアンとかが理想なんですけど…ヒャッフゥ…

他にもマリカタについて考えてたりもしてるのですよ、ツイッターでは!

ひきこもりマリアと隣の部屋の住人のカタリの現パロ、とか。

部屋から一歩も出ないで、画面の向こうの美少女とだけ戯れているマリアを、隣の部屋にひっこしてきたカタリが少しずつ外につれていったりしたり…

多分マリアが外にでるきっかけは、カタリの様子を見に来たユリカがまじ美少女でストライクだったから。ユリカとかサフィニアとかまじ美少女でマリアダイレクトにズキューンだろうな…

まあそれで少しずつ外に出るようになって、カタリの部屋とかに結構いつくようになって、「ユリカの差し入れまだかなあ」とか色々やって「自分いつまでいるきやねん」とかgdgdして…

って、何その友情end

マリカタにならんかった。でもマリアとカタリは限りなく+な感じとか凄い萌えるのです。あーマリアとカタリかわいい…

あとアイスを食べるトマトクンとヨハンとか。ほんっとトマトクンとヨハンの百合兄弟は可愛い。まさに天使。ヨハンは食べないだろうけど、他の人にすすめられても断るだろうけど、トマトクンにすすめられると断れないだろうなあ…はあはあ…

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「ほら、ヨハンも食うか」

「え、いや、私は」

「オレンジを頼む。ほら」

断ろうと口を開いてそれを言葉にする前に、有無を言わさずオレンジ色のシャーベットをつきだされて、呆れるを通り越して息をついた。ん? と意外と大きな目を瞬かせる兄のようであった男には、どうも弱い。

「…………有難うございます」

礼をいいながら受け取った。座るか、と誘われてベンチに座って口にふくむ。冷たくて甘い。食べたことが無いわけではないが、物凄く久々の味だ。美味しかった。

「うまいか?」

「ええ。…美味しいです」

「…ヒヒヒ」

男の顔を見ないまま口に含んで正直にこたえると、唐突にくしゃっと頭を撫でられた。

もういい年した男にそんなことをするのは…否、そもそも、年齢など関係なくおれにそんなことをするのはこの人だけだ。

あの頃にかえったように、いいや、かえれる訳が無い。何もかもが違う。でも、あの頃、幼い自分の隣に座って、アイスをくれた、あの人がそのままで隣に座っている。それが安堵につながっていることに気づいて目を閉じた。アイスはあれ以来食べていない。これが、久々のそれだ。あの時の味と同じなのかまでは分からなかったが、この人とそれをもう一度味わえたこと、本当は、泣きたくなるほど嬉しかった。

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そういえば今日…学校へ行く途中男二人が相合傘してて…

凄い雨のなか…相合傘…

朝からずっと雨なのにどうして片方傘忘れたし…と一人でばたんばたんしてました。

その前は羅叉の「ヨハン、貴様に語って聞かせたいくらいだ」を思い出してばたんばたん。嫌いな男をとっつかまえて聞かせて語ってやりたいってのはどーいう了見なんだよキレデレェ!

そういうわけで…相合傘小ネタ…!荊ヨハと羅叉ヨハかな…

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コンクリートの地面に、斑に色がついた。肩をたたくそれに顔をあげて、頬に冷たい感触を覚えて、それが雨であることに気づく。気づいた瞬間それは途端に激しくなって、手に持っていた傘を開いた。傘をうつ水音が激しい。

一気に豪雨だな。傘をさしていても横風で体にあたる水に足をはやめる。大学まではすぐだ。すぐだが──

自動販売機のならんだ小さな屋根のある場所に、見覚えのある顔を見つけて目を細めた。

ざあざあと地面が鳴る。近くを同じように傘を持った大学生が通り過ぎていく。

「………今からか?」

「ああ」

通り過ぎる前に、ぽつりと尋ねた言葉に短い返答が響く。この男とは会話が最小限でいいから楽だ。それならば、はいっていくか。と傘を傾けた。悪いな、と持ち手を男がおれの手から奪って、さしなおした。身長のある荊王が持つ方が確かに効率的ではあるが、ほんの少しだけ不服でもあった。おれの傘だからいいのだけれど。

「今日は100パーセントだぞ?」

道行く人は皆傘を持っているのに。笑ってやると荊王は少し溜息をついて疲れた声音も一緒に吐いた。

「出発するギリギリまで飛燕に絡まれていたんだ」

「……御苦労だな」

「本当に──だがまあ、そう悪いことばかりでもないか」

一つの傘に男二人なんて、入りきる訳はなく当然肩が濡れるが、荊王は極力おれの方に傘を傾けてくれているようで、それも僅かだ。かわりに荊王の肩は結構濡れているのだろう。相変わらずだ。

「お前の傘に入れたしな」

雨が少し弱くなったな。なんて思いながら荊王の言葉に頷いたが、少し変な気がして立ち止まりかけた。どうした。呼びかけられて、どうしたもこうしたも君のせいだろうとは思ったけど言わなかった。時々こうして、おれが応えることも許さないくらい不意をついてくるのだけはどうにかしてほしい。見なかったことにするには印象的すぎて、けれど見過ごすことが出来ないくらいその声は切りこんでくるのだから。

「……君はおれで遊んでいる訳ではないよな?」

もしそうなら今すぐ傘から出て行って欲しいのだが。ふくれたおれに気づいたのだろう。荊王が少し眉を下げた。何かを口にしようとして、何度か飲み込むその顔がおかしくて、おれはつい笑ってしまう。「…っ、ふ……」莫迦だな、君は。怒られても仕方ない言葉なのに、それを言われた荊王はどうしてか目を細めて、空は雨で雲に覆われて暗いというのに、眩しそうにしていた。何だかむずがゆくて、こっちが恥ずかしくなるような表情で、おれは慌てて顔をそむけた。

教授が出席の紙を集めている間に机の上のものを片付けて、傘を持ってそのまま講義室をでた。雨はまだやんでいない、それどころか相変わらず激しいままだ。

ロッカーによって明日の分の教科書をかばんにいれる。隣のロッカーの持ち主が同じくして、けれどおれは溜息をついた。

隣のロッカーの持ち主はずぶぬれであった。いや、少しは乾いているが、後ろになでつけた髪も雨で乱れて前髪から水が滴っている。その唇は若干紫だ。朝荊王を莫迦だな、と言ったが、この男の方が百倍莫迦だ。

「……傘はどうした」

「…売り切れいていた」

生協も雨では傘を出すが、確かに売り切れるのもはやい。学校についた荊王と真っすぐ生協によって、これが最後の一本だった。と傘を手にした荊王によかったなと返したものだが、あわれなものだ。

羅叉は今日次のコマがあったはずだが、そういえば休講の掲示が貼り出されていた気がする。こういうのも不服だが、見過ごすにはしのびない。

「……うちによっていけ」

羅叉の家よりおれの家の方が断然近い。その上、羅叉の家は風呂がない。近くに温泉があり、羅叉はそこに通っているようだが東北の方とは違ってこちらの温泉は夜しかあかない。夜までこのままでいるのは流石に酷だ。風呂も貸してやる。外に出て、爪まで紫の羅叉を見やり少し腕を伸ばしてさしてやった。行きも帰りも男に傘と相合傘をしなければいけないとは、なかなかに億劫な日だ。

でも、こんな日もありかもしれないな。獣の様な癖して、濡れ鼠のような男を見て、また少しだけ、笑いそうになった。

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荊ヨハも羅叉ヨハもうめえ…mgmg…